君を見たとき、確かに美しいと思ったのだけれど。
それじゃあ
虫も殺さないような端麗な顔立ち、存在感。
まわりを圧倒する君に惹かれてもう幾数日。
だけど知ってしまった、その綺麗な顔で、簡単にキツイことを言う君の。
ろくに話も聞かないで、聞いたふりして作り笑い。
そんな君に対してオレは、そこに自分らしさがあるんだろうかと思ったりしている。
きっとそんなこと、断定的な口調で言えば彼はいつものように怒るだろう。
でもそうやって平坦に生きて、彼は生きていくことが気持ちいいんだろうか?
なんて、過ぎた考え事。
君はとても頭がいいから、きっとオレなんかより悩んでしまうけど。
「…どうした?舌なんて出して。」
「あっはんへー、ひははひ?」
「ちゃんとしゃべれ、伝わらない。」
「嘘つき、ちゃんと伝わってるの、わかってるんだから。」
君はそんな自分をさよならしないだろう、自分の難を知っているからこそ、君は直しはしないから。
「ねぇジューダス。」
「…なんだ?」
「悩んでみてもさぁ、ホント、何にもならないと思うよ?」
「唐突だな、何だ?」
「んーん、何にも〜。」
でもオレは今が楽しいから、君も一度だけどうですか?
そんな今に。
君は友達すら、限定してしまうから。
それは友達の作り方を知らないゆえの産物かもしれなかったけど、まるでオレとは対照的。
馬鹿なふりも上手いと思うし、そういうとこ計算高いのかな、とも思うくらい。
ま、才能かな?なんて、言ってみたりする。
君は変なところで不器用だから、まずい事情抱えたりするよね。
「こんなの、笑ってればかわせるんじゃない?」
「無責任だろう、背負っておきながら。」
それもそうだね、君らしい意見。
オレなら涼しい顔で逃げちゃうね。
責任放棄なオレを君は嫌うだろうか?許せないだろうか?
「あっかんべー。」
「…流行っているのか?それは。」
「うん、マイブーム。」
無茶だって楽しいから、胸を張ってやってのける。
変に迷ったって時間の無駄、オレは君ほど頭がよくないから。
今が楽しいんだよ、だから君にも。
自由に生きてみようよ、硬くならないで。
それじゃあ。
君のことだからいつも溜め込んで、辛いの我慢して。勝手に落ち込むんだろう。
そんなときくらいさ、オレを頼ってよ。
「ねぇ、何悩んでるの?」
「…忙しい、後にしろ…。」
「無理、オレ、ジューダスのこと大好きだもん。なんだかんだで。」
「…カイル…。」
「だからさ、マイペースマイペース。詰め込むなよ?」
きっと辛いだけだから。
そんな今に。
それじゃあ、バイバイ。
END
あれー?何これー?なんなのこれー?
出来れば、現代的なものなのだと思ってみてください、本人そのつもりで書きました。
そんなもん欠片も出てないですが。
カイルはいつも詰め込みがちでなかなか悩みを話してくれないジューダスを心配しているようです。
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